第71話|浮気

そんな出口の見えない状況で鬱々としていたとき、1通のメールが届きました。
懐かし〜い、アノお方からです。
「ご無沙汰しています。その後いい土地は見つかりましたでしょうか?
こちらでも、ご希望に合う物件を探していましたら、随分時間がたってしまいました。
最近いくつか、広さも日当たりも申し分ない物件が出てまいりました。・・・・」

そう、そのメールは、わたしの中では‘癒しの不動産屋さん’としてポイントの高かったT様からでした。
びっくりNGの土地もひょうひょうと紹介してくれたりするお方なのですが、
今まで紹介された物件のマニア度の高さからいって、当たればツボにはまるかもしれない。


Tさんのメールにくっついてきた物件概要だけではよく分かりませんが、
ひとつは、日当たりと立地のよさそうな物件。
もうひとつは、2000坪近くある平坦地の物件。
どちらも、添付の小さな写真で見る限りでは、何だか希望が持てそうです。


「一応このふたつ、見に行ってみようか?」
「そうだな。条件を満たす土地で、苦労しなくても手に入るなら、そのほうがいいもんな」
・・・苦労しないで手に入る。
そのフレーズの、耳に心地のよいことよ!
農家にならなくったって、金額の折り合いさえつけばポンと買える土地。
ああ、楽だわ!楽って、なんて素晴らしいの!


わたしは早速パソコンにむかい、「今週末、拝見したいです」とTさんに返事をうちはじめました。

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このブログについて

平日は多忙なサラリーマン、だが休みとなると植物栽培マニアと化す夫。膨大な数の珍植物が自宅からあふれ置き場所に困り果てた挙げ句、夫婦の選ぶ道は「田舎で地主になる!」。植物と人間にとって理想の土地を探し求めることに決して妥協しない彼らの「とんでもない紆余曲折」を、赤裸々に綴ったブログ。

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Miori
子供や夫や動物を育てるのが趣味。カフェの窓際でのんびり読書する時間と、家でのんびり造顔マッサージする時間が持てれば幸せ。と、ささやかに都心のインドア生活を楽しんできた主婦が、突如「田舎の土地をゲット」するために髪を振り乱して奔走しはじめる。結婚相手によって、人生が激変することを実感中・・・

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