第69話|やっぱり、汗水たらしてがんばるしかない

それにしても、そんな「ウルトラC」があるとしたら、まともに農家になるために必死こいて努力する気に
なれないよなあ、というのがわたしの本音。心がどす黒くなっていくのが分かります。
「アホが見ーる、ブタのケーツ」そんな、悪魔のささやきが一瞬聞こえたような気がしました。


一方で、同じ物件を800万も高く買わせようとしてるなんて、ずいぶんバカにしたもんだと
なんとなく気分が悪い。素人だと思って、なめんじゃね〜よ〜。(だんだん凶悪なオーラがでてくるわたし・・・)


そこで、翌日その業者にもう一度、反撃の電話をしてみることにしました。
「他で800万も安く売っている物件ですよ。農地のことも含めて全部解決していただくとしても、
800万上乗せは酷いんじゃないですか?
どんな手段で農地を売ってくださるのか知りませんが、もうちょっと良心的な値段で
ノーリスクで売っていただくことができるなら、考えてもいいんですけど。」


すると、「酷いっておっしゃいますけど、これが売主さんのご希望価格なんですよ。
むしろ他の不動産屋が出している情報にご立腹なさってましたよ。
わたしどもは売主さんと懇意にしてますから、きっと、うちの値段でしか取引しないと思いますよ」
と、またまた強気の発言。

でも、おかしいんですやっぱり。


売主さんはわたしたちがお世話になったCさんの不動産屋さんに家の鍵まで渡しているわけだから、
Cさんのところの提示している価格に立腹しているはずがないでしょ? 適当なこと言っているのかしら。


でもわたしは、そこにはあえてつっこまずにこう言い返しました。
「そんな事情はよくわかりませんが、インターネットに出ている情報を見比べた身としては
高すぎるのは変だと思うのは当然ですよね?
それからおたくの言うように農地取得の手続き不要というのなら
もっと安くやってほしいと交渉したくなるのも、当然ですよね??」


相手を責める女独特のヒステリックな口調にうんざりしたのか、電話口からしんねりした声が聞こえました。
「ではその件は、メールにてご回答します。はい、どうも」・・・・切られちゃった。あーあ。

そして後日、その業者からメールが来たのですが、なんとなんと
「価格につきましては○○円ではどうかと売主様はおっしゃっております。
なお、農家資格を取得に関しましてはお客様のほうでご自由に行って頂くことになります。
資格を取得するまでは仮登記の状態となります。」
との回答。


なんじゃそりゃ? 結局なんにもいいことないわけ? ‘全部こちらでいたします’んじゃないの?
しかもそこで提示されていた○○円すら、Cさんの不動産屋さんより300万も高い!
なーんていい加減なんだろう!
もし、この不動産屋からこの土地を買おうとしたら、一体わたしたちはどうなっていたんだろう。


・・・・というわけで、結論。
一括本登記なんていうウルトラCなど存在しえないわけで、存在したって手は出さないほうがいい!
やっぱり地道に農家になるために、わたしたちは汗水たらしてがんばるしかないようです。


嗚呼。

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このブログについて

平日は多忙なサラリーマン、だが休みとなると植物栽培マニアと化す夫。膨大な数の珍植物が自宅からあふれ置き場所に困り果てた挙げ句、夫婦の選ぶ道は「田舎で地主になる!」。植物と人間にとって理想の土地を探し求めることに決して妥協しない彼らの「とんでもない紆余曲折」を、赤裸々に綴ったブログ。

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Miori
子供や夫や動物を育てるのが趣味。カフェの窓際でのんびり読書する時間と、家でのんびり造顔マッサージする時間が持てれば幸せ。と、ささやかに都心のインドア生活を楽しんできた主婦が、突如「田舎の土地をゲット」するために髪を振り乱して奔走しはじめる。結婚相手によって、人生が激変することを実感中・・・

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