第68話|すべてを一挙に解決するウルトラCがある?!

「なあ、ホントにこの土地でよかったと思う? 金出して苦労を買うようなもんじゃない?」
「うーん。そうだねえ。厳しいねえ。でも、あれよりいい土地がこれから見つかると思う?」
「・・・・思わない」
「じゃあ、がんばるしかないんじゃない?」
「だよな。気持ちいい土地だもんなあ。もし、他のヒトのものになったら、もう立ち直れないよな!」
「きっとさあ、めでたくあの土地がわたしたちのものになったら、‘苦労した甲斐があった’って笑えるよ」
「でもさあ、そんな日が、ホントに来るのかなあ・・・・」
「うぅ・・・・来ないかなあ・・・・。いざ買ったらぜんぜんうまくいかなくて、大失敗だったりして・・・・・」


不安を掻き立てたりもみ消したりしながら、三芳村の土地のことばかり考える日々。
とにかく、ちょっとでも問題を減らして現実に向けて動き出そうと、わたしたちはあらゆるところへ出向き、
いろいろなヒトの話を聞き、情報収集に努めていきましたが、
不安は減るどころかますます増える一方。


そんな中、「え? すべてを一挙に解決するウルトラCがあるの?!」という情報をかぎつけました。

わたしたちの頭痛の元は、何度も言っているように「農地」の存在です。
農地が含まれる以上、農家以外は本登記できないのだから、まず農家にならなきゃいけないんです。


でも、でもね、こんな妙なことがあったんですよ・・・・
物件検索をずうっと続けてきた習い性で、「房総 田舎暮らし 土地」となんとなーく検索していたところ
「広大な敷地 日当たり良好 みよしの里」という謳い文句の物件がひっかかってきました。


おやおや、他にも三芳村にいい土地があるのかしら?? と思ってよくよーく内容を見てみると、
ん?何だか、住所も面積もあまりに酷似しているのです。ひょっとして、同じ物件?


だけどもね、ひとつ違うのが、売り出し価格。
Cさんの不動産屋より、なななんと800万円も高いのです。


これはどういうことだろう? 不思議に思って、その不動産屋さんに、早速電話をかけてみました。
「すみません、三芳村の物件なんですけど・・・これ、他の不動産屋さんよりずいぶん高いですよね。
何か理由があるのですか?」
「いえ、これは売主さんからのご要望の価格ですよ。他の不動産屋さんの情報って、確かなんですか?」
いきなり強気の発言。


「いやべつに・・・ネットで調べた範囲でしかわからないんですけど・・・」
一瞬ひるみそうになりましたが、気を取り直して確信の質問をぶつけてみることに。
「ここって、農地が含まれますよね、地目に畑ってあるし。農地法にひっかかってきちゃうと思うんですが、
農家じゃないヒトでも買えるんですか?」
「それは、まったくご心配ございません。こちらは農地関係の売買に関してはかなり場数を踏んでおりまして、
農地であっても買主さんにご負担をかけずにお売りできるよう、全部こちらでいたします、ハイ」


いかにも自信たっぷりのその発言を聞いてわたしはピンときました。
な、る、ほ、ど。
800万円の上乗せ金は、その‘全部こちらでいたします’に使うんだな。
何が行われているかは分からないけれど、然るべきところにそのお金をばらまいて(一部はマージンとしても)
何らかの手を使って(例えば「農地」じゃない地目に変更させる、とか)買主が農家資格を取得せずとも
売買できる環境をつくる、ということだな。


以上はまったく根拠のない推測でしかなく、ひょっとしたらわたしの
被害妄想なのかもしれませんが、こういう風に考えてみると妙につじつまが合うと思いませんか?
土地の売買なんて、お金が物言う世界。こんな小さな物件の取引ではいざ知らず、
大きな開発がらみだとこの手の「闇金」はいくらでも動いているはずです。
もし、この不動産屋が開発事業も得意としているのであれば、そんなやり口にも長けているのかもしれません。

うーむ、なんだかブラックな世界が見え隠れしているぞ!

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コメント

きゃ〜!これからどうなるの?
早く次の展開が知りたい!

もうもう、綱渡りですよ、実際。
一歩踏み外せば奈落へ・・・って大げさですが。
うちの資産総額が数億円とかだったら、屁でもない話でしょうけどね〜
(あ、そしたらそもそもこんな苦労全部ないか。)

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このブログについて

平日は多忙なサラリーマン、だが休みとなると植物栽培マニアと化す夫。膨大な数の珍植物が自宅からあふれ置き場所に困り果てた挙げ句、夫婦の選ぶ道は「田舎で地主になる!」。植物と人間にとって理想の土地を探し求めることに決して妥協しない彼らの「とんでもない紆余曲折」を、赤裸々に綴ったブログ。

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著者プロフィール

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Miori
子供や夫や動物を育てるのが趣味。カフェの窓際でのんびり読書する時間と、家でのんびり造顔マッサージする時間が持てれば幸せ。と、ささやかに都心のインドア生活を楽しんできた主婦が、突如「田舎の土地をゲット」するために髪を振り乱して奔走しはじめる。結婚相手によって、人生が激変することを実感中・・・

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